突発的電車2(後編:燐寸の地)

前編から変わり、後編は燐寸が主題になります(・ω・)
いやまぁ、兵庫・岡山と言うと、もう燐寸しか浮かびませんよねぇ(そんなことはない)
というわけで、聖地巡礼をしてきました。

中外燐寸本社へ

岡山駅からバスに揺られて約30分、徒歩数分圏内の場所に到着。
ふらふらと歩いていきます。
すると目に入るのが、大きなパーキングエリア。
昔あった工場区域も、生産量減に伴って撤去し、今は駐車場になってしまっているわけですねぇ。

私が着いたのは朝7時半頃だったので、未だ工場は未稼働。
シャッターも降りていたのが少し残念ですが、まぁ今朝唐突に決めた目的地ですから、仕方ないですね(笑)
中々反対側に回れる道がないので数百メートル歩き、裏側へ。

裏側というか、多分こっちが本来の表側ですね。
シャッター左右の「火気厳禁」と上部の「中外のマッチ」とのコントラストが良い(・ω・)
打ち棄てられた椅子と古びた扉も良い雰囲気でした。

歩く、歩く

中外燐寸を後にし、移動のために一旦岡山駅へ戻ろうと歩き始めました。
しかし、この選択が失敗だった…orz
バス待ちの時間を歩いて別のバス停に行った方が、交通費が数十円安くなるし時間も変わらないし、という発想が失敗でした。

駅を勘違いし、何もない未知の道をとぼとぼと歩くことに><
疲れて躓き、カメラのレンズをアスファルトにガンッ。
レンズフードが割れてしまいました(´;ω;`)

兵庫・八家

それでもなお歩き続け、5,6㎞。
備前西市駅から電車に乗り、岡山駅に戻って乗り換え、播州赤穂駅、姫路駅と遡ります。
そして山陽電車に乗り、八家駅へ突入。

徒歩十数分+公園での桜餅休憩をはさみ、日東社へ。
「日本工業規格認証取得工場」の板が誇らしげですねぇ。
(時計印マッチの並型、31本しか入っていませんでしたけど^^)

JIS認証、これからも続けるんでしょうかね。
出荷量の激減する今、JQAの認証審査を受ける費用も結構な負担でしょう。
あまり割に合わないような気がします。

全自動燐寸製造機の稼働音を聴いて満足し、駅方向へてくてく。
「マッチミュージアム」と銘打たれた自治会館がありました。
ミュージアムの文字に期待しましたが、開かずの扉でした(´・ω・`)ザンネン

地域を代表する会社というのが、よく分かりますね。
付近には、関連企業の日東紙工も。
紙事業は大一紙工へ移譲したようですが、ここは今どのような稼働なのでしょうかね。

道を誤って白浜へ

文字が消えて機能していないアオカンに騙され、道を誤ってあらぬ方向へ。
八家駅から帰る予定でしたが、白浜方向へ歩みを進めました。
足が限界を迎え、悲鳴を上げています(´;ω;`)

白浜へ行ったということで、第一燐寸工業も巡ってきました。
ビル側は電灯も点いていますが、工場跡は跡も跡。
家庭小型の表記には「製造者名」なんて書いていますが、他社委託で、製造工場はもう死んでいます。

向かい側には妻鹿燐寸の建物が。
妻鹿燐寸は、もう相当前に燐寸関連から消えてしまっている気がします。
それでも、こうして社名だけは今なお生きているんですね(´ω`)

旅の終わり

これにて、今回の突発的電車旅は終了です。
今生きている代表的燐寸会社の中で、大和産業は見られていないのが少々残念。
しかしまぁ、この2日で5万歩以上をローファーで歩き、私の足はもう限界でした><

またの機会に、もう一度兵庫ぶらりをやってみたいところです。

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