今回は、日東社最後のJISマーク付き燐寸である「時計印」を標本にしました。
結果は、実に衝撃的なものに…orz
以下に結果のGoogleスプレッドシートを示します。
並型編
家庭小型編
JIS割れの結果となった時計印の並型編
いやぁ、正直びっくりしました。
開封前の計測で120グラムだったのでギリギリラインかなと思っていたのですが、見てみると12箱中6箱がJISの基準を割っていました/(^q^)\ナンテコッタイ
少なすぎる入本数
入本数の最大値40本に対し、最小値が驚異の31本(^q^)アウアウアー
JIS規格の最低入本数が”37本”ですから、それを大幅に割っています。
そして、最低入本数37を割っているものと言えば、なんと12箱中5箱もorz
平均入本数はかろうじて37本でしたが、これはちょいといけませんねぇ…。
高い不良軸率
少ない入本数に対して不良軸率は高いというのが、これまたなんとも…。
入本数は37本だったものの、うち6本が不良軸だった個体などは、これまたJIS規格外です。
JIS規格では、並型では1箱の不良軸4本以下とされています。
また、JIS規格では平均不良軸率が3%以下とされている中、約4.2%というのは高めですねぇorz
外箱は良好
外箱については、抽斗含めて良好でした。
偏差も小さく、個体差のほとんどない結果です。
抽斗外箱合計の平均は約4.3グラムで、これはそれほど変動なくアテになる数字だと思います。
予測は出せるか?
正直、このロットの個体差を見ていると、予測を出すのは困難に思えてきました。
上の画像のように、軸木の差異が非常に大きいのです。
標本ロットでは、右のような太軸が大半を占めていました。
その結果が、あの入本数なのでしょう。
一応、公式でいけば以下の式で入本数の予測を立てることになりますが、信頼したくはありませんね。
(x-52.8)/0.153=入本数
これで予測を立てられるならば、あまりに入本数が少なすぎますからねぇ…。
書いておきながら、私は信用しません(笑)
しばらく置いて、もう1ダースくらい標本を追加したいところです。
不良軸の多かった家庭小型編
上の画像に写っているのが不良軸たちです。(右下の一部は正常軸です)
右下を見てください、まさかの白頭薬/(^q^)\イヤ、ナンデヤネン
どうして白頭薬の個体が混じっているのですか…。(不良軸カウントにはなりませんが)
高不良軸率
先の並型編でも書いたように、JIS基準では平均不良軸率3%以下とされているのですが、本ロットは衝撃の約4.9%(!)
相互接着が割れた個体が、ことに多く見られました。
そういう個体は、頭薬が深く付けられすぎなわけですが、反対に過小頭も見られました。
個体差がやはり大きいですね。
とは言っても、一応1箱あたり不良軸40本以下までOKになるので、ギリギリJIS基準内ではありました。
入本数を予測する
こちらは1本あたりの平均重量が0.141グラムだったので、入本数が極端に少なくなるということはなさそうです。
(x-26.3)/0.141=入本数
他のブランド燐寸の平均からしても、大体このくらいだと思うのですが、先の並型を見ると、ロットによって大きくぶれそうですねぇ…。
他のロットでは違うと思いたい
並型については、今回見たロットについては、はっきり言って酷いものでした。
JISマーク付きでありながら、規格外品でしたからね。
他のロットでは同様でないと、信じたいところです(´・ω・`)
白頭薬が混じっていることなんかは、ただの笑い種なんですけどね(´;ω;`)
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