【商標燐寸紹介シリーズ 第1回】桃【大同燐寸】

燐寸・マッチ

商標燐寸紹介シリーズを始めます(`・ω・´)いぇーい
多分この先数十から百何回と続いていくと思います。
記念すべき第一弾は、はいドン!

大同燐寸の桃印燐寸です。
いやぁ、見るだけで心が躍りますね。

1927年から1939年にかけての代物

大同燐寸ができたのが、1927年のこと。
東洋燐寸、日本燐寸、公益社と、3つの燐寸製造会社が合わさって設立された会社です。1
1939年には、日産農林工業(現:兼松サステック)が買収したので、それ以前の製造と思われます。

細軸燐寸

現在のJIS規格では、並型の標準入り本数は45本。(実際はそんなに入っていないのですが)
しかし、当時は標準でおよそ60本が入っていました。(JIS制定以前)
現在よりも、軸木が細くて頭薬の量も少なめだったんですね。

経木の箱

現在は、箱は紙製です。
しかし当時は、経木でつくられていました。
経木の外箱に、紙の商標ラベルを貼り付けていたわけです。

抽斗も、なんと経木製。
経木の抽斗を、藍色の紙で包んでいます。
後には、経木外箱・紙製抽斗の時代を挟み、現在のオール紙製へと移行されました。

J-Platpatより、商標第507号

1910年から続く桃の商標、燐寸を代表するデザインと言って過言ではないでしょうね(´ω`)

参考資料

  1. 日本燐寸工業会 ? 「マッチ年表」【https://www.match.or.jp/museum/chronological-table3/】(2024/04/19閲覧) ↩︎

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